ウォーターハンマー現象の原因!?

ビルメンテナンス会社様より神奈川県横浜市西区にて「パイプスペース内メーター付近で漏水している」と相談を受け、緊急工事を実施することになりました。その工事の際に、漏水している部屋で「コンコン」とウォーターハンマーのような症状がでているので、ついでに見て欲しいとビルメンテナンス会社様より相談があり、調査することに。

居住様に話を聞くと「玄関の横で音が鳴っている。バルブを閉めると音が止まる。」とのことでした。経験上、ポンプが怪しいと地下受水槽室へ降りていくと・・・

ドンピシャでエラーコード「F16」がでておりました。エラーコードを調べると「F16=始動頻度過多」でした。確かに加圧給水ポンプの運転状況を確認するとポンプ1号運転、ポンプ2号運転を繰り返しています。ビルメンテナンス会社様に状況を連絡し、許可を得た後に急遽点検に入ります。

プレートチャッキやセンサー類は大丈夫か?等、点検した結果・・・

圧力タンク内の水と空気を分けているゴムの隔膜が破損していました。このような状態の圧力タンクをよく「水タンク」など表現します。

圧力タンクは、ポンプ起動頻度を緩和する役割があり、本圧力タンクのように水タンクになってしまうと起動、停止を繰り返してしまい、ポンプでエラーコードF16の「始動頻度過多」が表示されてしまいます。それにともない、今回のようなウォーターハンマーやポンプの損耗を引き起こしてしまいます。

原因がハッキリしたところで、後日圧力タンクを交換させていただき、本件は無事完了しました。

リビルドワークでは、このような圧力タンク交換~ポンプのオーバーホール、総合整備なども自社施工で行えます。給水・排水ポンプ問わず、ポンプでお困りごとがございましたらぜひお気軽にお問い合わせください。